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鶴見川日記


カージナルス田口

苦労人らしい。
とてもえらい。

でも、入ってくる映像のせいか、
最近のイメージはビールかけられながらのコメント
「うれしいっすね」

ひたすら「ビールあび男」のイメージ。
それだけ勝ってるってことですけどね。
# by chocciu | 2006-10-23 00:41 | 時事


「電話をして」とはどういうことか?

だんながまた5時に帰ってきました。

昨日、私は仕事帰りに都心某所で演劇を観て、10時半ごろ劇場を出たら
「これからごはん食べて帰る」
という留守電が入っていたので、都合が合えば一緒に、と思って折り返したところ、同僚と行くので無理だと素で断られました。
まあ、だめもとなので仕方ないでしょう。
良い劇を観た後の高揚感と、寂しさと空腹を抱えて帰宅しました。
(地元スーパーでなめろうを買って日本酒の肴としたのですが、まずいことまずいこと)

しかし、やはりむくむくとわいてくるものがあったのです。
ここでちょっと、断られた直後→帰宅までに書いたはいいが、送るのもやぼだよな、でもそれじゃ私の気が治まらないしな、と逡巡し、結局送らなかった私の携帯メールを引用してみましょう。

「3回財布落としたから今日は自制しよーって反省する週とかないの?人の金で飲んであたしは家でアナタの荷物待ったり残り物食えってか?ごきげんもとってもらえない強い人間なのかわたしは?もううんざりだよ!と思ったけど急に私との飲みはいつも無理なんだよね 深夜虎ノ門で迷って徘徊してても会社の人と飲んでたアナタだし。どーせ何で怒ってるのって言うだけなんだろーし。」

まー、恥ずかしいですね。
「強い人間なのかわたしは?」って辺がやけに大げさで、いかにも観劇後って感じですね。

冒頭の「3回財布落としたから」を解説します。
だんなはここ最近、激務に追われた一週間の最後の金曜、同僚と朝まで飲み、始発で帰るはいいが寝てしまい、たまに目覚めては「今 上中里」(ってどこだ?)「今 大船」「今 川口」等々の電話を7時すぎぐらいに繰り返した結果、9時ぐらいにようやく帰宅するという生活が続いています。(ちなみにうちは横浜)
そこで3回財布を紛失し、うち2回、京浜東北線車内でスられています。
皆さんも気をつけて。怖いよ、京浜東北線。
一回につき●万。計算するのもしゃくです。

妻としては、同僚と盛り上がってるのに電話するのは野暮だと心得てはいるつもりなのですが、今この瞬間財布すられてんじゃないかと思うと、気が気ではないのですよ。
2時ごろ電話掛けまくり、結局つながらない。
「電話をしろ」と留守電入れても、朝かんで含めるように懇願しても、つながらない。
眠りかけた頃、帰ってきて、「無くした」なんて言われた日にゃどうよ。
私、生殺し状態じゃんよ。

酔って寝て起きたら財布がなかったって心底へこむものですが、3度目ともなると、ちょっと同情の余地ナシって思いませんか?
自分だったら、ちと自制しようと思うし、そう思わなくてもそうすることが同居人への態度、けじめだと思うのです。
たとえ仕事でストレスがたまって、発散しなきゃ気がすまないと思ってもです。
飲むだけがストレス発散じゃないと思うし。
(私もけっこう酒飲みなのですよ それにしてもです)

財布を抜きにしても、オヤジ狩りやら通り魔やら何かと物騒な昨今、純粋に私はだんなの身を心配しているのですよ。
かつ、「私だって楽しみたいのに。どうして一緒に楽しんでくんないの!」という思いもある(けっこうこれが本音かも)。

それなのにですよ。
今回も「今日 同僚と食べて帰るから先に帰れ」
と言う。
私の貸した金でですよ。
普通なら、あともう1000円しかないから帰るってな状況でですよ。
まあそれはいいとしましょう、
それで今(5時)帰ってきて、
「早く帰ってきたのに なぜ怒るんだ」
と、よく分からないことをわめかれ起こされる。
酔ってるので自分はさっさと寝てしまい、悶々とした私が残される。

ここのところ毎週、そんなんで私が怒って、週末気分が台無し、みたいなのが続いています。
正面向き合って話はまだできる。
(そのうちうざがられて耳も貸さなくなったらおしまいだけど)
謝りまくられる。
だけど突き詰めると、「電話一本しなかったのがなぜそれほど怒りにつながるのか」というのが彼の本音らしい。
電話一本する、しないの物理的な話じゃないのに。

「今日遅くなるけど 先寝ててね」
っていうのは、相手への思いやり、気遣い、愛情ではないのか?
「今 一緒に過ごせない状況だけど、あなたのことは気に留めているからね」というサインを送られるだけで、家で待つ者の気分はどれだけ違うことか。
なぜ私からせっついて「愛情をよこせ」といわねばならないのか?

そうすると、
「ごきげんもとってもらえない強い人間なのかわたしは?」
ということになるのですよ。

なんかもう、
「心配している」
「一緒に過ごしたいのに」
「いつもご飯作って待ってるのに あなたにつくしてるのにどうして」
とかっていうのは、男はうざいんだろうな。
世の女性は、こういう「空振り感」をどう処理してらっしゃるんだろうか。
(え そんな人いませんかそーですか)

でも、書いたらなんかすっきりしました。
この気持ちを、創作に転化せよ!
というのはかっこよすぎですかね。
がんばります。

だんなも私の想像を超える激務なのであろう。
受け止め、転化できたら感謝せねば。
ぜんぜんまだですが。

今日観たのは「書く女」。
樋口一葉の生涯を寺島しのぶが熱演。

恋愛のモヤモヤや、不遇な境遇を創作(執筆)に転化する話でした。
さっそくちょっと影響受けてます。
書くぞー。
# by chocciu | 2006-10-14 06:37 | 新婚女


●「ワールド・トレード・センター」2006年アメリカ、監督:オリバー・ストーン●

公式サイト

満足度:★★★★

よい映画でしたよ。
あの辛口「ニューズ・ウィーク」が表紙をニコラス・ケイジにして褒めてましたが
それも納得。

旧友に試写会に誘われたはいいが、正直気乗りがしなかった。
久々に再会して飲む前に観る映画としてはいかがなものか・・・・
しかも仕事明けの疲れた時間に。

だって、オリバー・ストーンだよ。
声高に、「これはブッシュの陰謀だ!」とか、
「腐敗した資本主義社会が悪い!」とか、
映画という手段を用いて声高に叫ぶに違いないよ。
しかも、筋は分かっている。救いようのない筋書き。
5年前のあの忌わしい事件を、わざわざ2時間超かけて辿りたくないよ。

・・・と、正直気乗りがしないまま会場に足を向けたのであったが、観てよかった。
とにかく、オリバー・ストーンぽくないのだ。
(名もなき人々の表情が次々挿入される編集の仕方は「JFK」ぽかったけど。
救助されるニコラス・ケイジは車椅子のトム・クルーズぽかったけど。)

この映画は、繰り返し流れたあの、飛行機がビルに激突するシーンは出てこない。
あくまで、淡々と過ぎ行く日々の中の1日を、いつも通り淡々と過ごしていた人々の視線で、あの瞬間の前後を淡々と描いていくのだ。
私たちが9.11で観たイメージが、林立するニューヨークのビル群の一角が飛来してきた飛行機で破壊されるという「外」からの視線だとしたら、この映画は、まさにその林立するビルの「下」「谷間」にいた人々の視線で描かれる。

ここでは、ヒーローは出てこない。主人公のニコラス・ケイジさえあまりかっこよくない。
原因不明の大きな激突音がし、どうもビルに飛行機が突っ込んだらしいということで、バスで現場に向かう警察官たち。
バス内から、頭から血を流して道を歩くサラリーマンを見て、彼らは驚愕し怯える。
この「じわじわくる恐怖感」の描写が秀逸である。
東京のオフィス街で、これから行こうとしているところから、血を流して逃げてくるサラリーマンや、救急車の数が徐々に増えてきて、だんだん煙くなってきて、前方の霞ヶ関ビルから火が上がってるとしたら・・・

炎上するビルを前にして、「今からあそこに行く。行ける者!」
と上司(ニコラス・ケイジ)に問われ、「行きます!」と進み出る何人かの警察官も、
顔は怯えたまま。ビルが倒壊し、下に閉じ込められた彼らは気がふれたように叫び、
痛みに声を上げ、恐怖する。

その恐怖がリアルである。
映画なら「強い信念で、最後まで己を信じて、生還したヒーロー」な方が話として
納まりがよいが、本作の登場人物たちはそうでない分、
「ああ、本当に怖かったんだろうなあ」と、見る側に深く思わせる。
もちろん、あんな状況で生還した実在の警官さんたちは、強い意志の持ち主で、
そうでなければ生還できなかったのだろうけど。

あの出来事はひどい、許せない、と言う前に、実際にあそこで遭遇した人たちは、
まずとにかく怖かっただろうなあ。

そして、その恐怖の中で、名もなき警官、消防士、海兵隊員など、たくさんの人たちが、
自分も下敷きになって死ぬかもしれない状況で、ドリルで瓦礫に穴を開け、
決死の救助活動を行った。

あの後アメリカがイラクで何してるかとか、それはまた別の話として、
そのことは覚えておこうと思った。
# by chocciu | 2006-10-07 01:36 | 映画


●「ベター・ハーフ」(唯川恵著、2000年、集英社)●

ベター・ハーフ
唯川 恵 / 集英社
ISBN : 4087744523
満足度: ★★



ええと、ハードカバーの方図書館で借りて読みました。
この著者はちと苦手なのですが、
何が苦手かというと、この本でいえば帯の
「どうして結婚なんかしたのだろう。」
とか、うろ覚えですが
「これが、愛なのか。」
とか、あまりにストレートな一語を、そのストレートさを避けるために行を費やし
読みながら婉曲的に実感させられる、という作品の方が私は好きなんだけど、
ストレートをストレートなままスラスラつらつら、書き連ねちゃうとこである。
(なんかよくわかんないか)
「愛がなくてははじまらない。」とか、
「人生は一度だけ。」
なんてタイトルも、ちょっと。

本作もバブリー女の夢のような結婚から始まって、不倫、妊娠、子どもお受験、親の介護、夫のリストラ、等々がスラスラつらつら。
確かに、「家事をしない夫」の扱いとか、自分に関係あるところはなになに、ふむふむと読んじゃうってことはありますが。

しかし、苦手苦手といいながら、活字中毒の私は、「なぜ苦手か」再確認のためにわりと読んでたりします。
# by chocciu | 2006-09-06 23:02 | 読書


●「フリーランスはじめてみましたが・・・・・」(きたみりゅうじ著、技術評論社)●

フリーランスはじめてみましたが…
きたみ りゅうじ / 技術評論社
ISBN : 4774122718
満足度: ★★


「会社をやめてフリー」とは多くの月給取りが夢見るコースだと思う。
しかるに本書はそのコースを辿りたいと願う人にとって格好の参考書と
なると思いきや、

著者の個人的な話が(特に後半)多すぎ、
普通の日記を読まされている感が強く、
あまりのめりこめなかった。

特殊な専門知識を持っていると
(著者の場合はSE関係)
特殊な本が書けていいなあ、とは思いました。
# by chocciu | 2006-09-01 00:52 | 読書

    

33歳女、編集業者による日記です.
by chocciu
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プロフィール
34歳、女、旦那と2人暮らし、神奈川県在住、仕事は編集、夢は印税生活。

スキ:散歩、漫画だらだら読み、カウリスマキ、是枝裕和、高村薫、西原理恵子、国内ぶらり旅、鶴見川チャリ。

キライ:ほうれん草のごまあえ

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