池袋ウエストゲートパーク
石田 衣良 / 文芸春秋
ISBN : 4167174030
満足度: ★★★
しつもーん
池袋ってやっぱ怖いとこなんですか?
ブクロ、私未だに未知の土地なんですよ。
あの辺友達もいなかったし、映画とか買い物も、渋谷とか新宿のが近いし、
「わざわざ池袋に行かなきゃいけない用事」が無かったんですよ。
イタリア人の友達の友達の働いてるレストランに何回か行って、
パルコと、まあ何回かちょっと買い物に行ったぐらい。
西口の公園は、友達とベンチに座ってて、
ハトにえさやったらいっぱい集まってきちゃって、
公園の主みたいなおばちゃんに エサやるんじゃない!と怒られた・・・
という思い出はありますが。
で、いまだにJRの駅からどっちに出れば何があるのか分からないし、
西武とか巨大すぎて必ず出られなくなるのですよ。
待ち合わせとかもたぶん今もちゃんとできない。
・・・というわけで未だ土地勘ゼロの池袋知らズなのですが。
本作はノンフィクションに近いのでしょーか?
赤い服着てたらボコられるとかあるんでしょーか?
というのは冗談ですが。
解説でも書いてあったけど、外国小説の影響でしょうか、
主人公の独白のとことか、短い文連発する感じとか、テンポがよく、
それがヤング世代の、ポンポン移ろいゆく感情のまま行動する、そういうテンポと合ってるんですね。
クーかっこいい!イカス!
ただですね、最近よく雑誌やテレビで目にした石田衣良の、純白のカックイイ仕事場が
どうしても浮かんできてしまって。。。
(
この写真がそうかな?)
本作を書いてた頃は、この部屋じゃなかったのだと思いますけど。
部屋は白いんだけど、トイレの個室内は真っ赤とかなの。
すげー!スタイリッシュ!オシャレ!
と、石田さんの美学がストレートに出てた部屋だったのですが、
やはり作品にも著者の美学は反映されるのですね。